岩波書店

岩波近代日本の美術(4)写真画論:写真と絵画の結婚
岩波近代日本の美術(4)写真画論:写真と絵画の結婚

横浜写真のように写真から絵画を描く写真画や,「御真影」のように画を写真にかえる写真画-写真という不思議な技術が日本に登場したとき,それは旧来の絵画を横目に見ながら,さまざまなパフォーマンスを演じた.「

木下直之

灰色の畑と緑の畑
灰色の畑と緑の畑

貧富の差,皮膚の色による差別,戦争の悲惨,孤独な老人たち,両親の離婚など,現代社会がかかえるさまざまな問題を,若い人たちに考えさせる意欲作.散文詩のような簡潔な文体でつづった14編.

ウルズラ•ヴェルフェル

ビルボの別れの歌:灰色港にて
ビルボの別れの歌:灰色港にて

魔法使いのガンダルフとともに冒険の旅を果たしたホビット小人族のビルボも,中つ国を去る最後の旅立ちの時を迎えます.彼の脳裏をかすめる思い出の数々を美しい絵でたどる,作者生誕100年記念出版の絵本.

J.R.R.トールキン

特捜検察は必要か
特捜検察は必要か

特捜検事が証拠改ざん容疑で逮捕された。この事件の背景には何があるのか。巨悪と戦う特捜部の輝かしい歴史は、「神話」に過ぎなかったのか。検察組織をどのように改革すべきなのか。論客たちが多角的に検討する。【

江川紹子

海のなか,動物は何してる
海のなか,動物は何してる

ウミガメ,ペンギン,イルカにアザラシ.動物園ではよく見かけますね.でも,広くて深い海のなかでは,いったい,どうしているのでしょう.実は今までなぞだったのが,ある特別な方法で,手に取るようにわかってきま

内藤靖彦

壁のむこうから来た男
壁のむこうから来た男

第2次大戦下のワルシャワ.14歳のマレクは地下の下水道を通ってユダヤ人区に出入りしていた.ある日突然のようにゲットーのユダヤ人とナチス軍との戦いが起こり…….少年の見たワルシャワ・ゲットー蜂起.

ウーリーオルレブ

量子論と物理学の分裂
量子論と物理学の分裂

本書でポパーは「常識的な世界観」を擁護する見地から,量子力学の「観測問題」に挑戦し,コペンハーゲン解釈への批判を試みる.後に,物質の構造をめぐる科学史上の研究プログラムの興亡をたどりながら,実在論と非

カール•R•ポパー

空間情報科学の挑戦
空間情報科学の挑戦

地球上のどこに何があるのか,という物理的地図の上に,どんな人がどんな社会的・経済的環境で生活しているのか,など縮尺も次元も異なる無数の情報地図を計算機の上で重ねていくと,これまでまったく見えてこなかっ

岡部篤行

脳から心へ:高次機能の解明に挑む
脳から心へ:高次機能の解明に挑む

人類にとって「最後のフロンティア」と呼ばれる脳.その繊細かつ複雑な構造,高度で多彩な機能,そして心の謎はどこまで解明されたのか? 雑誌『科学』より精選した50本の論文は,研究の到達点と将来への展望を明

ミヤシタ ヤスシ シモジヨウ シンスケ 宮下保司 編 下条信輔 編

パラドックスへの挑戦:ゲーデルとボーア
パラドックスへの挑戦:ゲーデルとボーア

ゲーデルの不完全性定理と量子論理の成立――今世紀の数学・論理学の風景を決定した二つの事件,その本来の意義と射程を計測する.〈思考のパラダイム転換〉に向かう系譜に,パラドックスとの格闘が加えた一頁とは.

大出晁

ごみに挑む
ごみに挑む

急増するごみをどうやって減らすか.ごみ処理の様々なアイデアと成果を紹介し,誰にでも,どの自治体にも可能な問題解決の方策を身近な具体例に即して提示.ごみリサイクルのために必要なシステムづくりを提言する.

北日本新聞社編集局

農山村再生に挑む:理論から実践まで
農山村再生に挑む:理論から実践まで

日本社会が抱える最重要課題の一つである農山村の危機的現実。農山村はいま、「消滅」と「存続」の狭間にある。私たちはこれをどう考えればよいのか。いかに取り組むべきなのか。「解体と再生のフロンティア」として

小田切徳美

アメデオ·モディリアニ:裸婦と肖像 (岩波アート·ライブラリー)
アメデオ·モディリアニ:裸婦と肖像 (岩波アート·ライブラリー)

モンパルナスでの貧困と飲酒の生活のさなか、35歳で没するまでの14年間に、憂愁に満ちた肖像画と奔放な裸婦像を描いて20世紀を代表する画家となったモディリアニ。その完璧な造形と深い性格描写がいかにイタリ

アネッテ•クルシンスキー

盲いた黄金の庭
盲いた黄金の庭

世界中を旅して撮った風景、そこに生きる人々、もの、街や自然など。詩人だけが写せる写像を重ねた独自の手法が生む、未知の世界像。現代芸術の新しい表現として近年評価が高い多重撮影の写真を中心に、この20年の

吉増剛造

意識のなかの時間
意識のなかの時間

人が「今」とよぶ時間にはある幅がある,脳のある部分に損傷をもつ人には過去も未来も認識できないなど,心理学・神経生理学の成果をふまえ,脳内時計を統合する意識の本質とその限界についてユニークに面白く解説.

エルンスト•ペッペル

アフォーダンス-新しい認知の理論
アフォーダンス-新しい認知の理論

私たちは世界をどのようにして見,聞き,感じ取っているのだろうか? アフォーダンスは,この問題に対する認知科学の最新の解答である.人工知能やインターフェースの設計にも大きな影響を与えるこの理論を平易に解

佐々木正人

想像するちから:チンパンジーが教えてくれた人間の心
想像するちから:チンパンジーが教えてくれた人間の心

人間とは何か。それをずっと考えながら、日本で、アフリカで、チンパンジーと寄り添うようにして研究を続けてきた。彼らには人間の言語のようなことばはない。けれども、彼らなりの心があり、ある意味で人間以上に深

松沢哲郎

怪談乳房榎·緑林門松竹·操競女学校
怪談乳房榎·緑林門松竹·操競女学校

十八代勘三郎が劇作を復活、目くるめく趣向で魅了した『怪談乳房榎』――咄でしか語れない、読み物でしか表せない慄然たる物語世界の全貌。凄惨非道な連続殺人を発端に凌ぎを削る悪の顛末を語った『緑林門松竹』、苛

倉田喜弘

(わ)の所在:列島に交錯する他者の視線
(わ)の所在:列島に交錯する他者の視線

外来異文化の受容とその日本的変形過程を和様化と捉え、建築における「日本的なもの」について考察。戦中戦後の建築言説のイデオロギー的倒錯を批判するとともに、「間」という独創的な方法論的「時空」論を提起する

中谷礼仁

治療の場から見た分裂病 (叢書·精神の科学 4)
治療の場から見た分裂病 (叢書·精神の科学 4)

第1章 分裂病の概念―分裂病とはどのような病なのか?第2章 分裂病の経過と転帰―分裂病は治るのか?第3章 分裂病治療の原則―分裂病患者の治療にあたる時まず念頭においておくべきこと第4章 分裂病治療の実

坂本暢典

怪談牡丹燈籠 塩原多助一代記 鏡ケ池操松影
怪談牡丹燈籠 塩原多助一代記 鏡ケ池操松影

目の前で登場人物が語り動くかのようなリアルな文体が明治中期の読者に衝撃をもたらした「怪談牡丹燈籠」、立身出世の時代精神を体現して喝采を浴びた「塩原多助一代記」、江島屋騒動の名で知られる「鏡ケ池操松影」

倉田喜弘

文化の(肖像):ネットワーク型ミュージオロジーの試み
文化の(肖像):ネットワーク型ミュージオロジーの試み

いまミュージアムは、一方的に情報を発信するだけではなく、人びとが相互交流を重ねる中で、新たな文化と社会を構築するフォーラムである装置として見直されている。著者が試みてきたさまざまな実践をたどりながら、

吉田憲司

キーポイント行列と変換群
キーポイント行列と変換群

指数関数の変数が行列の場合,行列式はどう計算されるのか.また微分演算はどうか.この行列の指数関数の知識が群論とよばれる分野の数学の理解におおいに役立つ.本書は,徹底して2行2列の簡単な行列を使い,直交

梁成吉

海賊日誌:少年ジェイク、帆船に乗る
海賊日誌:少年ジェイク、帆船に乗る

18世紀,独立前のアメリカ,東海岸.船乗りの叔父とともに帆船に乗り組んだ10歳の少年ジェイクが思いがけず体験したスリリングな海賊暮しを,大迫力のイラストで描く.ケイト・グリーナウェイ賞受賞作.

リチャード•ブラット

ロベール·ドアノー写真集 芸術家たちの肖像
ロベール·ドアノー写真集 芸術家たちの肖像

世界で最も愛されている写真家ドアノーは、193070年代に黄金時代のモンパルナスに足繁く通い、有名無名の芸術家たちの素顔を写真にとらえた。ドアノーならではの親密な眼差しが注がれたこれらの写真は創作の優

ロベール•ドアノー

契約の時代:日本社会と契約法
契約の時代:日本社会と契約法

グローバル化・情報化・規制緩和の流れのなかで,我々の社会は「契約」によって行われる領域が一層拡大しつつある.伝統的な契約概念を批判して,日本の現実に対応しうる新たな契約観(=関係的契約理論)を提唱,学

内田貴

岩波講座物理の世界 物理と情報(2)学習と情報の平均場理論
岩波講座物理の世界 物理と情報(2)学習と情報の平均場理論

ゲノム解析やデータマイニングなど大規模な統計計算の需要が急増している.物理学の一分野である統計力学で発達した統計計算の手法が,いままったく異なる分野で活かされはじめている.磁性体の研究において発展し現

サトウ フミタカ カバシマ ヨシユキ 佐藤文隆(ほか)編集委員

アレックと幸運のボート
アレックと幸運のボート

海辺に住む11歳の少年アレック.ボートレース出場をめざして必死に練習しているが,自分専用のボートが欲しくてたまらない.近所のおばあさんミス・ロングリーと親しくなり,アレックの夏休みは忘れられないものと

リー•キングマン

ガジュマルの木の下で:26人の子どもとミワ母さん
ガジュマルの木の下で:26人の子どもとミワ母さん

タイでは,HIV/エイズウィルスに母子感染すると,平均2歳で両親を亡くし,5歳で死亡する.チェンマイ市郊外の感染孤児施設「バーンロムサイ(ガジュマルの木の下の家)」で,大きな家族として暮らす26人の子

名取美和

大昔の狩人の洞穴
大昔の狩人の洞穴

大昔の狩人の洞穴,H•バウマン所著,岩波書店出版发行,图书装帧形式选用单行本-精装,ISBN: 4001130890

H•バウマン