本書は,統合失調症やうつ病など,慢性的で重度の精神障害への悲観的見方に対する挑戦の書である。 著者らの提唱する解決志向アプローチは,病理や限界に焦点を当てた伝統的な治療モデルとは異なり,クライアントの
子どもの自尊感情を高め,やる気を引き出すテクニックが満載. 近年わが国でも,教育現場においてさまざまな行動上の問題を抱える子どもが増え,その対応に教師が苦慮しているという現実がある。 本書は,
臨床心理アセスメントは,近年,生物心理社会モデルに依拠して生物的次元や社会的次元を含んだ総合的アセスメントに変容しつつある。これはまた,医学的診断基準から心理問題を分類することをもってアセスメントとす
親密な関係における暴力=DV加害者の治療・処遇はこれまで,加害の事実を反省させ,暴力の構造を教育し,衝動的な行動を抑制するプログラムが主流を成していた。しかし,動機づけが乏しい状態で法的な裁定を反復す
インスー・キム・バーグとスティーブ・ド・シェイザーによって創始され,未来志向,非病理的アプローチ,強み(ストレングス)の重視,希望(ゴール)の実現といったキーワードで語られる解決志向短期療法(SFBT
本書で詳述されるCRAFT(Community Reinforcement and Family Training)は,薬物・アルコール依存者と家族のための優れた治療プログラムとして米国において広く普
この本は,うつ状態やうつの症状で苦しんでいる方が,自分自身の力でうつを乗り越えて健やかな気分や状態を回復してくための方法を,認知行動療法に基づきステップ・バイ・ステップ形式で具体的に解説しています。特
近年,わが国の薬物乱用者数は,急激に増大し,第3次覚せい剤乱用期に突入した。またその特徴は,(加熱吸煙)(あぶり)という新しい覚せい剤使用法の登場により,乱用者の若年化が加速され,まったく非行歴のなか
本書は許容アプローチ,解決指向催眠の簡易ガイドである。 著者はセラピスト・著述家・講演家として,世界にその名が知られているビル・オハンロン。彼独特の人を惹きつけてやまない魅力とユーモアセンスで,解決指
本書は,マイケル・ホワイトとほぼ同時に,ナラティヴ・アプローチの先駆となる(外在化)技法を生み出した気鋭の臨床家による,家族療法,ブリーフセラピー,そしてナラティヴへの変遷のなかにある心理療法の真髄を
精神鑑定とは,ひとつの具体的な事例をめぐり,法と精神医学という専門領域が接する機会である。そこでは,責任能力の有無が問題となり,法律家にとっても精神科医にとっても当惑や葛藤を招く場となる。刑法の規定に
序章 昭和50年代の名市大精神科と境界例文化について第1章 自己表出と対人関係第2章 生活史と言語第3章 急性精神病の反復第4章 母親のコミュニケーション第5章 精神病理学的診断の実例第6章 寡症状性