"バカとウソにつける薬はない"と、昔の人はいっている。が、"そんなことはない"と、薬剤師をしている私のおじさんは、いいつづけてきた。今までにおじさんが作ってきたものは、"ウソダミン""ウソダアメ""ウソビタン"。そして、とうとう、ウソギンチャクとウソッパチというハチミツをまぜて"ハリセンボン"を作った。これを世界中のウソつき名人にのんでもらい"うん、これは効く"と宣伝をしてもらったが、ウソつき名人がいったんじゃだれも信用しないね。という話や、"ノアさんの方舟""雷おとし""うしろメガメ"など２3話が載った、ユーモアたっぷりのお話です。 文はコラムニストで広告批評の元主幹天野祐吉さん、絵と図版はミハラチカさんとのコンビによる作品です。"嘘は泥棒のはじまり"だけど、"芸術のはじまり"でもある。この地球に生きている生き物のなかで、人間だけがありもしない嘘をつくことができる。そのことで思い切り空を飛ぶことができる。嘘は想像力をはばたかせる翼でもあるという著者による、正しいウソのつき方、つかれ方について、そして、ウソの効用について、たのしく語った、センスあふれる嘘図鑑です。
嘘ばっかし EPUB, PDF, TXT, AZW3, MOBI, FB2, DjVu, Kindle电子书免费下载。