Subjective Deficit Scale(SDSS)"主観欠損症候群評価尺度"の"主観欠損"とは、統合失調症を主とした精神障害患者自身に自覚された一般的に不快な体験や症状を指すものと考えられ、自己の状態に関する何らかの愁訴そのものが主観欠損ともいえます。しかし、それではあまりに膨大かつ不明瞭なため現実的臨床的評価の対象にならなくなります。ハンガリー精神医学会名誉会長のBitterらは、ボン大学のHuberらによって構築された基底障害概念を参考に、19の主観欠損症状を取り上げ主観欠損症候群と命名し、その評価尺度(SDSS)を作成しました。本書は、SDSSを日本語に訳すとともに、評価者間信頼性および試験信頼性検討を行い、その結果も含めた日本語版主観欠損評価尺度(SDSS-J)の使用法に加え、SDSS-J評価にあたって必要と思われる主観欠損の考え方を紹介しています。
主観欠損症候群評価尺度 日本語版(SDSS‐J) EPUB, PDF, TXT, AZW3, MOBI, FB2, DjVu, Kindle电子书免费下载。