春先のしろかきから秋の収穫まで、棚田の1年間を追いました。毎日食べているごはんがどのようにつくられているのか? そして棚田まわりにはどんな花が咲き、どんな虫たちがやってくるのか?そして、人間は何千年も前から自分たちの食糧を傾斜地まで利用してつくってきているという、その壮大なスケールを少しだけでも感じてもらえれば、とも。著者の青柳健二さんは世界中の棚田を撮影し"棚田の美しさは人間が生きていくために、自然から許される範囲で、必要最小限の手を加えたその美しさではないか"と言っています。日本ではおよそ10年ほど前までは後継者が足りなくて見捨てられる棚田が多かったのですが、最近は田植えや収穫のときに、都会から手伝いに来る人たちがふえてきています。泥だらけになって遊びながらの子どもたちの手伝いも……。本来、子どもたちには、街の時間とは違うゆったりした時間が必要なのではないでしょうか。"棚田を歩けば"を読み終えたら、次は棚田に遊びに行ってみませんか!
棚田を歩けば(福音館の科学シリーズ) EPUB, PDF, TXT, AZW3, MOBI, FB2, DjVu, Kindle电子书免费下载。