"実習記録は何のために書いているの?"臨地実習が始まると、それに伴って実習記録も記述しなければなりません。実習記録は実にたくさんあり、苦痛に感じている学生が多いことでしょう。しかし、実習記録を書く意味はきちんとあります。何のために書くのか、ということが理解できていれば、実習記録を前向きにとらえられると思います。"実習記録をかいて、思考プロセスを習得する"実習記録を書くいちばんの目的は、看護の思考プロセスを身につけ、目的意識をもったケアを実践できるようにすることです。看護の思考プロセスとは、皆さんが実習で用いている看護過程です。看護師は患者の情報からすぐに必要な援助を導き出し、実践することができます。しかし、学生はどのように援助に移せばいいのかわからないので、実習記録を書きながら考えるのです。したがって、実習記録の用紙も、看護過程に沿ったものになっているはずです。"看護師にもとめられる、看護記録の記述力を養う"もう1つの目的は、看護士になってから必要になる看護記録の記述力を身につけるためです。看護記録は、詳細まで正確に、なおかつ誰が読んでも理解できるように記述しなければなりません。なぜなら、看護はチームで行っているからです。看護記録を読んで、どの看護師も同じ援助を行う必要があるのです。"実習記録は、学生と教員のコミュニケーションを深める"実習記録のなかには、毎日提出するものがあります。毎日記録するのは、その日の実習を振り返るためだけではなく、教員が学生の実習を詳しく知るためや、教員と学生のコミュニケーションを深めるためでもあります("はじめに"より抜粋)。
看護過程の展開に沿った実習記録の書き方 事例を踏まえて導き出されたポイント EPUB, PDF, TXT, AZW3, MOBI, FB2, DjVu, Kindle电子书免费下载。