(序より抜粋) 肩関節手術に関節鏡が導入されたのは1980 年代であるが,90 年代から2000 年代にかけて,術式や手術機器の開発,改良に伴って急速に進歩した.現在ではBankart修復術や腱板修復術は鏡視下に行われることが一般的になってき た.また,SLAP 損傷のように関節鏡によってその病態が初めて確認され,治療ももっぱら鏡視下によって行われる病態もある.そこで本書では,関節鏡視下手術のポータル作製 から手術手技にいたるまで,かなりのページを割いて詳細に解説している.一方で,人工骨頭や人工関節のように直視下にしか行えない手術も数多く存在する. どちらの術式にしても,本書を見るだけでその要点やコツがよくつかめるように,写真やイラストを多く使って分りやすくまとめた.(略)肩関節の手術は直視下であれ鏡視下であれ目指すところは一つであり,病態の修復と機能の改善という点に尽きる.そして,一方の術式では対処できない場合 にはもう一方の術式で対処することから,熟練した肩関節外科医は常に両方の術式に精通していなければならない.本書はそのことを念頭に企画·編纂されている.
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