稲作による食糧の自給は、将来に渡って持続可能な日本の食糧供給の生命線であると訴える著者が、水田の発展に重要な役割を果たす干拓地に着目し分析する。長年の間みずから足を運んだ干拓地の中から、水田比率の異なる十三湖干拓地、河北潟干拓地、諫早湾干拓地を本著では取り上げ、特に話題に上ることが多い諫早湾干拓地に多くのページを割いている。干拓地での営農展開を詳細に分析し、水田農業が食糧事情や環境事情に優位であるとする著者の主張は、干拓地問題に一石を投じるものとなるはずである。
干拓地の農業と土地利用:諌早湾干拓地を中心として EPUB, PDF, TXT, AZW3, MOBI, FB2, DjVu, Kindle电子书免费下载。