母の死をきっかけにピアノが弾けなくなった元天才少年・有馬公生。モノクロームだった彼の日常は、一人のヴァイオリニストとの出逢いから色付き始める! 傍若無人、喧嘩上等、でも個性あふれる演奏家・宮園かをり‥
新川直司
毎報音楽コンクールの興奮冷めやらぬ中、宮園かをりに届いた一通の手紙。それは藤和音楽ホールで行われる記念公演、通称「ガラコンサート」への招待状だった。演奏者として呼ばれる事となったかをりは、再び公生を伴
毎報音楽コンクール予選。本命と噂される相座武士は、成長した姿を見せつけるように繊細かつ力強い演奏をみせる。そして低迷を続けていた井川絵見は、公生に触発され聴衆大喝采の演奏を披露する。 遂に回ってきた、
母の死をきっかけにピアノが弾けなくなった元天才少年·有馬公生。灰色の日常をおくる彼は、ある日一人の少女と出逢う。 少女の名は宮園かをり。傍若無人、暴力上等、しかし個性豊かなヴァイオリニストである彼女に
宮園かをりのたっての願いを受け、有馬公生はコンクールの舞台に帰ってきた――。そして、そこには成長したかつてのライバル達が待ち構える。大本命と噂される相座武士は、圧巻のショパンを披露。井川絵見は力強い音
籐和ホール·ガラコンサートに招待された宮園かをりと有馬公生。ゴールデンコンビ再結成のはずだったが··ガラコンサート当日かをりは姿を現さなかった。出番を遅らせてもらおうと交渉にいった場で語られた、かをり
「あの日、僕はピアノが弾けなくなった···」仄暗い青春を過ごす元·天才少年、有馬公生。夢も恋もない世界に佇む、彼に差し伸べられた手は名も知れぬ少女のものだった!! 母の死をきっかけにピアノを弾かなくな