鯨は人間にとって重要な生活財であると同時に、その巨体はいつの時代にも人の心を魅了し、意味の産出を促す「文化的」存在でもあった。本書は、捕鯨活動四百年の歴史を通じて、東西の捕鯨文化を浮彫りにするとともに
森田勝昭